サトウ・マミ。陸上選手。
1982年3月12日、宮城県生まれ。早稲田大学の応援部チアリーダーズに所属していた2001年、右足首に骨肉腫を発症し、翌年4月に右足ひざ下を切断する手術を受けて義足生活になる。その後、障害者スポーツと出合い、03年1月から義足での陸上競技トレーニングを開始。同大学を卒業した04年にサントリー(本社・大阪市)に入社する。同年9月にはアテネ・パラリンピックに日本人女子の義足選手としては初めて出場。女子走り幅跳びで9位になった。08年9月の北京パラリンピック、12年9月のロンドン・パラリンピックでも同種目で出場し、3大会連続出場を果たす。13年9月に開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会では、東京オリンピック・パラリンピック2020年招致の最終プレゼンテーションに登壇。東日本大震災で出身地の宮城県気仙沼市が被災したことや障害のことなど、自身の経験に基づいたスピーチを行い、注目を集めた。