アマノ・ヒロシ。物理学者。
1960年9月11日、静岡県生まれ。名古屋大学工学部在学中の82年に、青色発光ダイオード(青色LED)の開発を研究テーマとして掲げていた赤崎勇教授の研究室に所属。高輝度の青色LEDを実現するために必要な窒化ガリウムの結晶化を研究し始める。83年に同大大学院工学研究科に進学。88年、同大工学部助手。その間も師である赤崎教授と共同研究を続け、89年に世界で初めて青色LEDの作成に成功した。92年、名城大学教授になった赤崎と共同研究を続けるため、名城大学理工学部に移り講師に就任。2002年に同大教授になる。10年からは名古屋大学大学院教授。1998年にイギリスのランク賞を、2002年に武田賞を受賞。14年10月には、共同研究者の赤崎教授や、青色LEDの量産技術開発を成功させた中村修二カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授とともに、ノーベル物理学賞を受賞した。