トカシキ・ラム。女子バスケットボール選手。
1991年6月11日、東京都生まれ。父方の祖父はアメリカ人。小学校6年生のときに臨時で陸上大会に出場し、走り高跳びで全国優勝する。埼玉県の春日部市立豊春中学校に進学後、バスケットボールを始め、転校した春日部市立東中学校では3年生のときに全国大会でベスト8に進出した。同校卒業後、愛知県の私立桜花学園高校に進学し、1年生時からレギュラーに定着。190センチメートル超の長身を武器に、2007~09年のインターハイ、ウインターカップ3連覇などに貢献した。また、08年には史上最年少の16歳で日本代表候補に選出された。10年に日本女子バスケットボールリーグのJXサンフラワーズ(現JX-ENEOSサンフラワーズ)に入団。同年の新人王とMVP(最優秀選手)に選ばれるなど、1年目から主力として活躍。入団後の5シーズンはすべてリーグ優勝を達成した。日本代表としても13年のアジア選手権優勝に貢献し、大会MVPに選ばれた。15年4月、アメリカの女子プロバスケットボールWNBAのシアトル・ストームと契約。萩原美樹子、大神雄子に続いて、日本人3人目のWNBAプレーヤーとなった。同年8~9月に中国で開催されたアジア選手権でも、日本代表の優勝と、16年にブラジルで開催されるリオデジャネイロ・オリンピックへの出場権獲得に貢献し、同大会MVPに選出された。