アンドレ・クレージュ。ファッションデザイナー。
1923年3月9日、フランス南西部のポー生まれ。父の意向で建築を学んだのち、第二次世界大戦後にパリに移って服飾を学ぶ。50年ごろからスペイン出身の著名デザイナー、故クリストバル・バレンシアガの下でアシスタントとして働き始め、61年に独立。白など明るい色を使った配色や機能的なデザインを特徴とし、64年に宇宙飛行士に着想を得た幾何学的なデザインの「スペースエイジ(Space Age)」コレクションを発表して注目を集める。また、65年にはパリのコレクションでミニスカートを発表。イギリス人デザイナーのマリー・クヮントとともに、ミニスカートの生みの親と称される。以後、フランスを代表するデザイナーの1人として活躍し、72年のミュンヘン・オリンピックではフランス選手団の制服もデザインした。80年代からパーキンソン病を患い、94年に引退した。2016年1月7日に死去。92歳。