ヒャクタ・ナオキ。放送作家、小説家。
1956年2月23日、大阪府生まれ。同志社大学在学中の76年、視聴者参加型のバラエティー番組に出演したことがきっかけでテレビ業界に関わるようになり、79年の同大学中退後、フリーの放送作家に。朝日放送系の人気バラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」では、88年の放送開始当初からチーフ構成作家を務める。2006年8月には、第二次世界大戦時の特攻隊員をテーマにした小説「永遠の0」(太田出版刊)で作家デビュー。同書は09年7月に講談社で文庫化され、単行本と文庫で合計200万部を超えるミリオンセラーになった。著書は他に、「BOX!」(太田出版刊)、「風の中のマリア」(講談社刊)、「モンスター」(幻冬舎刊)など。12年7月に出版した「海賊とよばれた男」(講談社刊)は、出光興産の創業者、出光佐三の生涯をモデルにした歴史経済小説で、13年4月に、2013年本屋大賞に選ばれた。