タカマドノミヤヒ・ヒサコ。皇族。
1953年7月10日、東京都生まれ。三井物産、東邦物産などの役員を歴任した鳥取滋治郎氏の長女。75年にイギリスのケンブリッジ大学ガートン・カレッジを卒業後、帰国して通訳、翻訳の仕事に就く。84年12月、三笠宮家三男の憲仁親王殿下と結婚し、高円宮を創家。86年3月に承子(つぐこ)女王殿下、88年7月に典子(のりこ)女王殿下、90年9月に絢子(あやこ)女王殿下を出産。2002年11月に憲仁親王殿下が逝去した後は、日本サッカー協会(JFA)名誉総裁や、日本アマチュアオーケストラ連盟総裁など、スポーツ、芸術の分野を中心に公務の多くを引き継いだ。また、1996年に出版した絵本「夢の国ちびっこバク」(絵・ブライアン・ワイルドスミス、学習研究社刊)など、絵本、写真集の著作も行う。2013年9月には、日本の皇族として初めて国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席し、東京オリンピック・パラリンピック2020年招致の最終プレゼンテーションで、東日本大震災への支援に対する感謝のスピーチを行ったことが話題になった。