イノウエ・ナオヤ。プロボクサー。
1993年4月10日、神奈川県生まれ。小学1年でアマチュア選手だった父の指導で、ボクシングを始める。同県立新磯高校(現・相模原青陵高校)1年でインターハイ、国体、全国選抜大会の高校タイトル三冠を達成し、アジアユース選手権でも銅メダルを獲得。高校3年で高校生初となるアマチュア7冠を達成。2012年に、大橋ボクシングジムに入門。プロデビューの会見で、同ジム会長から「怪物(モンスター)」の愛称をもらった。13年8月に、プロ4戦目で日本ライトフライ級王者の田口良一を判定勝ちで破り、日本王座を獲得する。同年12月、OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦でヘルソン・マンシオにKO勝ちして、王座を獲得。14年4月6日に、WBC世界ライトフライ級タイトルマッチで5度目の防衛を賭けた王者、アドリアン・エルナンデスに6回2分54秒でTKO勝利。井岡一翔(かずと)の持つ国内記録(7戦目)を更新し、プロ6戦目という日本選手最速で世界王座を獲得した。