アルビン・トフラー。未来学者、社会学者。
1928年10月4日、アメリカのニューヨーク生まれ。ニューヨーク大学を卒業後、オハイオ州での工場勤務、労働組合の機関誌記者を経てジャーナリストになり、59~61年に経済誌「フォーチュン」の副編集長を務める。60年代に情報機器企業で働いた経験を基に、70年に「未来の衝撃」を出版。加速度的に変化するなかで引き起こされる社会への不安などを予測し、大きな注目を集めた。80年に出版された「第三の波(The Third Wave)」では、人類文明において農業革命による第一の波、産業革命による第二の波に続き、情報革命による第三の波が到来すると主張。世界的なベストセラーになり、多くの政治家や実業家などに影響を与えたといわれる。ほかの著書に「文化の消費者」(64年)、「パワーシフト」(90年)、「富の未来」(2006年)などがある。コーネル大学客員教授やロックフェラー財団顧問なども歴任した。妻のハイディ・トフラーは共同研究者。16年6月27日、死去。87歳。