ハギノ・コウスケ。競泳選手。
1994年8月15日、栃木県生まれ。生後5カ月から水泳を始める。以来、学童記録、中学記録、高校記録をすべてマーク。2010年、私立作新学院高校1年生時に日本選手権の400メートル個人メドレーで2位となり、初の日本代表入り。12年、17歳の高校3年生でロンドン・オリンピックの代表となり、競泳男子400メートル個人メドレー決勝では、4分8秒94の日本新記録(当時)で銅メダルを獲得。56年ぶりの競泳男子高校生メダリストとなる。13年に東洋大学に進学したのを機に、北島康介らを育てた平井伯昌(のりまさ)コーチに師事。同年の日本選手権では、200メートル個人メドレー、400メートル個人メドレーに日本新記録で優勝し、100メートル背泳ぎ、200メートル自由形、400メートル自由形も制して、史上初の五冠を達成する。16年8月6日、リオデジャネイロ・オリンピックの競泳男子400メートル個人メドレー決勝で、4分6秒05の日本新記録で金メダルに輝き、同オリンピック日本勢金メダル獲得第1号となった。翌8日の男子200メートル自由形決勝では7位に終わったが、10日の男子4×200メートル決勝では第一泳者として泳ぎ、日本チームの銅メダル獲得に貢献した。同種目での日本勢のメダル獲得は、1964年の東京オリンピック以来52年ぶり。2016年8月12日の競泳男子200メートル個人メドレー決勝では、1分56秒61で銀メダルを獲得した。