ヒラノ・ミウ。卓球選手。
2000年4月14日、静岡県生まれ。筑波大学卓球部出身の両親の影響で、3歳から卓球を始める。その後、母親が指導する平野英才教育研究センター卓球研究部で練習を重ね、07年に全日本選手権小学2年生以下(バンビ)の部、09年に同選手権小学4年生以下(カブ)の部で優勝。12年1月、11年度全日本ジュニアでは小学5年生で初の決勝進出を果たし準優勝。13年から日本オリンピック委員会(JOC)のジュニアアスリート養成機関であるエリートアカデミーに所属する。14年3月のワールドツアー・ドイツオープンでは、伊藤美誠との13歳ペアを組んで女子ダブルス優勝を果たし、ワールドツアーにおける史上最年少優勝記録を打ち立てた。同年12月、同ツアーのグランドファイナル女子ダブルス優勝。伊藤とのペアは「みうみま」と呼ばれ、次世代を担う選手として注目を集める。16年4月、ポーランド・オープンでワールドツアー・シングルス初制覇。同年8月のリオデジャネイロ・オリンピックでは代表入りを逃し、女子団体のリザーブ選手として参加する。同年10月9日、アメリカのフィラデルフィアで開催された卓球女子ワールドカップ決勝で、世界ランキング8位の鄭怡静(台湾)を4―0で破り、日本人として、また中国人選手以外として初の優勝を成し遂げる。16歳での優勝は大会史上最年少。同年10月時点での世界ランキングは17位。同月、中国のプロリーグである中国スーパーリーグのチーム「オルドス1980」に加入し、同リーグに参戦。同月16日、チーム「八一」戦に初出場したが、シングルスは2―3、ダブルスも0―2で敗れた。