カトウ・リョウヘイ。体操選手。
1993年9月9日、静岡県生まれ。小学校4年生の頃から体操を始める。埼玉栄高校に進学し、2010年に2年生で出場した全日本選手権種目別の床運動で3位。順天堂大学に進学した12年にロンドン・オリンピックに出場し、男子団体総合で銀メダルを獲得した。13年6月、世界選手権の代表選考会を兼ねたNHK杯では総合得点で2位に入賞し、初の世界選手権代表入りを果たした。同年9月30日~10月6日にベルギーのアントワープで開催された世界体操選手権では、個人総合で銀メダルを獲得。つり輪で決めた「後ろ振り上がり脚上挙十字懸垂」がD難度の新技「カトウ」と命名された。同大会の個人総合では内村航平が金メダルを獲得し、05年大会以来通算3度目の日本勢のワンツーフィニッシュとなった。16年リオデジャネイロ・オリンピックでは男子団体総合(内村航平、加藤凌平、白井健三、田中佑典、山室光史)で、04年アテネ・オリンピック以来3大会ぶり7度目という悲願の金メダルを獲得。同大会個人総合では11位、種目別平行棒では7位。