タカハシ・ダイスケ。フィギュアスケート選手。
1986年3月16日、岡山県生まれ。8歳のときにスケートを始め、13歳から長光歌子コーチの指導を受けるようになる。2002年の世界ジュニア選手権で日本人男子初の優勝。02~03年シーズンにシニアに参戦し、05年のスケートアメリカで初優勝を果たす。同年のグランプリファイナルでは3位に入賞した。また、同年の全日本選手権で優勝し、翌06年のトリノ・オリンピック代表に選出される。オリンピック初出場となった同大会では、8位に入賞した。その後、08年10月に右ひざ前十字靭帯断裂の大けがを負い、08~09年シーズンは全試合欠場するが、手術を経て復帰。10年のバンクーバー・オリンピックでは、日本男子シングル初のメダルとなる銅メダルを獲得した。さらに、同年の世界選手権でも日本男子初の優勝。12~13年シーズンは、グランプリファイナルで日本人男子として初めての王者に輝く。しかし、3大会連続の出場となった14年2月のソチ・オリンピックでは、前年11月に負った右すねの故障の影響などもあり、6位入賞に終わった。卓越したスケーティング技術と演技力、多彩なステップで知られ、女子に比べてマイナーだった日本男子フィギュアスケート界の人気を高め、長年にわたって牽引役をつとめてきたが、14年10月に引退を表明した。