タチモト・ハルカ。柔道選手。
1990年8月3日、富山県生まれ。小学校2年から柔道を始める。県立小杉高校3年時の2008年、インターハイで優勝し、同年の全日本ジュニア選手権、世界ジュニア選手権でも優勝する。東海大学進学後の09年、世界ジュニア選手権で2連覇を果たす。12年、全日本選抜体重別選手権に優勝して、初のオリンピック代表となる。同年のロンドン・オリンピックでは、柔道女子70キロ級7位。14年、講道館杯全日本体重別選手権で優勝。14年2月には、海外での国際大会前に不注意で薬物違反となる市販の風邪薬を飲み、出場を見合わせたが、その後は巻き返しを図って、15年、全日本選抜体重別選手権、グランドスラム・チュメニ、グランドスラム・パリで優勝。16年4月の全日本選抜体重別選手権で優勝し、2大会連続のオリンピック出場を果たす。同年8月10日、リオデジャネイロ・オリンピックの柔道女子70キロ級決勝で、コロンビアのジュリ・アルベアルに一本勝ちし、金メダルを獲得した。同階級での日本人の金メダル獲得は、08年北京オリンピックの上野雅恵以来2大会ぶりとなる。