フクシ・カヨコ。陸上選手。
1982年3月25日、青森県生まれ。小中学校はソフトボール部に所属し、青森県立五所川原工業高校で陸上部に入部。99年のアジア・ジュニア選手権女子5000メートルで3位になる。2000年のワコール入社後は、02年全国都道府県対抗女子駅伝、横浜国際女子駅伝などで優勝に貢献。トラック競技で頭角を現し、02年7月に3000メートル8分44秒40の日本記録を樹立。5000メートルでも05年7月に自己記録を更新する14分53秒22の日本記録をマークし、トラックの女王と呼ばれる。06年2月には、ハーフマラソンに初挑戦した丸亀ハーフマラソンでも日本記録で優勝した。マラソン初挑戦は北京オリンピック代表選考会を兼ねた08年1月の大阪国際女子マラソンで、トップに立つも30キロ過ぎから失速して19位に終わる。13年1月の大阪国際女子マラソンでも失速して優勝は逃したが自己ベストで2位となり、マラソンでは初めて世界陸上競技選手権大会(通称は世界陸上)への出場権を獲得。同年8月10日、モスクワで開催された第14回世界陸上の女子マラソンで、2時間27分45秒で3位に入り銅メダルを獲得した。同種目でのメダル獲得は、09年ベルリン大会銀メダルの尾崎好美(第一生命)以来2大会ぶり。