悪いことをすれば、必ずその報いとして悪い結果がもたらされるものだということ。「悪因」は、悪い結果を生じることになる原因のこと。
『瓔珞本業経』に、「是故悪果従二悪因一生」とあるところから。
〔例〕戒めるときや、たしなめるとき、あるいは助言・忠告をするときなどに、「いいかげんな見積もりを出していると、悪因悪果で大切な得意先も失うことになる」というように使う。
〔類〕悪因苦果(あくいんくか)/因果応報(いんがおうほう)
――「因果」は、原因と結果のこと。