1日会わないでいると3年間も待たされているような気持ちがするという意味から、転じて、思慕の念がたいへんに強いさまをいう。「三秋」は、3たびの秋、つまり3年のこと。「一日三秋の思い」のように使われることが多い。「いちにちさんしゅう」とも読む。
『詩経(しきょう)―王風・采葛』にある「彼采レ蕭兮。一日不レ見、如二三秋一兮」からつくられた。
〔例〕「遠洋に出掛けた乗組員一同が無事に帰還することを一日三秋の思いで待ちました」などと使う。
〔類〕一日千秋(いちにちせんしゅう)/一刻千秋(いっこくせんしゅう)