一見ものやわらかでおとなしそうに見えるが、そのじつ、内面はしっかりとしていて意志が強いこと。やさしげな外見とは違った内実をもった人柄をいう。
『欧陽脩(おうようしゅう)―再論水災状』に、「外柔而内剛」とあり、また、『唐書(とうじょ)―盧坦伝』に、「坦私謂レ人曰、姚大夫外柔中剛、監軍若侵レ之、必不レ受」と記されている。
〔例〕「外見だけを見て人を判断してはまちがうことがあります。一見弱々しそうに見えても、芯(しん)の強い外柔内剛の人間もいます」といったり、「営業マンは外柔内剛、自分の信念を強くもってことに当たってください」などと使ったりする。
〔対〕内柔外剛(ないじゅうがいごう)