体は枯木のようにかたく、心は冷え切った灰のように冷たいという意味から、転じて、心も身体も活気がなく、生気が失われているようすをたとえていう。「槁木」は、枯れた木のこと。「死灰」は、冷えた灰、生気のないもののこと。
『荘子(そうし)―斉物論』に、「形固可レ使レ如二槁木一、而心固可レ使レ如二死灰一乎」とあるところから。
〔例〕「最愛の1人娘を失った父親は、まるで槁木死灰のように数か月を過ごした」などと使う。
〔類〕枯木冷灰(こぼくれいかい)/枯木寒巌(こぼくかんがん)/枯木死灰(こぼくしかい)