暖かい衣服をまとい、飽きるほど食べること。転じて、ものに不足することなく、なに不自由ない暮らしをすることをいう。
『孟子(もうし)―滕文公・上』に、「人之有レ道也、飽食暖衣、逸居而無レ教、則近二於禽獣一」とあるところから。また、『説苑(ぜいえん)―臣術』に、「臣得三暖衣飽食、敝車駑馬、以奉二其身一」とある。
〔例〕「アフリカをはじめ飢餓に苦しむ人々のニュースを見るたびに、暖衣飽食に明け暮れているわたしたちは、深く反省させられます」などのように使う。
〔類〕錦衣玉食(きんいぎょくしょく)/飽食暖衣(ほうしょくだんい)