天にある神と地にある神。あらゆる神々という意味。「天神」は、天照大神(あまてらすおおみかみ)や素戔鳴尊(すさのおのみこと)など。「地祇」は、大物主神(おおものぬしのかみ)、猿田彦神(さるだひこのかみ)などのこと。仏教では、前者は夜叉、梵天・帝釈天、後者は堅牢地神や八大竜王などの鬼神をいう。
〔例〕「天神地祇に誓って、いつわりなど申しません」といったり、また結婚披露宴のあいさつなどで、「天神地祇に誓いを立てて、今日ここにめでたく結ばれたお二人の末長きお幸せを心からお祈り申し上げます」などと使う。
〔類〕天地神明(てんちしんめい)