人の面前ではへつらい服従しているように見せ掛けておいて、あとになってあれこれ相手をあげつらうこと。
『書経(しょきょう)―益稷』に、「予違汝弼、汝無三面従退有二後言一」とあるところから。
〔例〕「上司の前では、いうべきことはいったほうがよい。面従後言は、かえって信用を失うだけである」というように使う。
〔類〕面従腹背(めんじゅうふくはい)/面従腹誹(めんじゅうふくひ)/面従背毀(めんじゅうはいき)