外面ではおとなしく服従しているようなふりをしているが、腹の中では背いているという意味。人の面前では従っているふりをしてこびへつらっているが、陰では、その人の悪口をいっているようなことをさしていう。
〔例〕「面従腹背して相手に悟らせない。そんな腹黒い社員ばかりでは、その会社は発展しないね」といったり、「あいつ、係長は管理能力がないなど、調子のいいことばかりいっているけれど、係長の前へ出ればおべっかばかり使っている。まったく面従腹背だよ」などのように使ったりする。
〔類〕面従腹誹(めんじゅうふくひ)/面従後言(めんじゅうこうげん)/面従背毀(めんじゅうはいき)