GDPとは国内総生産(国内で1年間に産出された財・サービスの総額)のこと。生産のために用いた原材料などの中間消費を控除した、付加価値の総計を意味する。物価変動を調整した実質GDPの変化率が経済成長率と呼ばれる。最も注目されるのはQE(Quarterly Estimates)と呼ばれる「一次速報」で、当該四半期終了後1カ月+10日程度で内閣府経済社会総合研究所より発表。2004年12月より、実質GDPの算出方式は、従来の固定基準から、基準年を毎年更新する連鎖方式に改められた。近年、海外資産からの収入(要素所得)が増加し、GDPとGNPとの乖離(かいり)が大きくなっている。