国土交通省観光局の定義では、「国籍に基づく法務省集計による外国人正規入国者数から日本に居住する外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者」を指す。2015年は過去最高の1974万人が訪問した。特に、中国からの旅行者は499万人と最大で、その大量購買活動(→「爆買い」)が話題となっている。また、訪日外国人数が出国日本人数を1970年以来45年ぶりに上回った。訪日外国人旅行者の増加の背景には、観光立国を目指す国策の一環としてビザ(外国人の入国査証)発給での所得制限などの大幅な緩和処置や、外国人向け消費税免税制度の拡充、近年の円安傾向などがある。また、クルーズ船の寄港増加や航空路線の拡充も後押ししている。