主に中国からの旅行者が日本国内で、家電製品、美容製品、医薬品などを大量にまとめ買いすることを指す。近年、中国人旅行者の増加によりこの大量購買活動が注目を集めている。爆買いにより、国内の小売店は売り上げを伸ばしている。なお、中国人を含む訪日外国人旅行者による日本国内での消費活動は、経済学的には消費ではなく、輸出に区分される。したがって、小売店の販売統計には爆買いが含まれるものの、家計調査など日本人の消費活動を対象とする統計には含まれず、新聞紙上でも「統計がおかしい」などの混乱が見受けられる。経済財政諮問会議(2015年10月16日開催)でも、経済統計の改善に関する資料の一部で、家計調査と小売販売額を単純に比較する誤った使用がみられた。(→「経済統計の精度」)