2010年度の補正予算(第1次)は10年10月26日に国会に提出され、1カ月もの時間をかけて11月26日に成立した。今回の補正予算の一般会計の規模は、追加予算分が5兆8605億円であったが、既存の歳出の減額が1兆4313億円なされたため、結果として4兆4292億円になった。追加予算の主要なものは、すでに10月8日に閣議決定されていた「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」を実施するための4兆8513億円であった。今回の補正予算では、一般会計だけでなく特別会計や政府関係機関、さらに財政投融資の補正も行われている。なお、この補正により、2010年度(平成22年度)一般会計歳入歳出予算総額は、96兆7284億円となった。