骨太の方針とは、政府が毎年度発表する経済財政諮問会議において決定された経済運営や財政改革に関する基本方針のこと。2016年度の骨太の方針は、16年6月2日に閣議決定され、「600兆円経済への道筋」という副題を付けて発表された。成長と分配の好循環を確立し、「新・三本の矢」により地方を含め日本経済全体の持続的拡大均衡を目指すことを課題とした。600兆円経済の実現を図るため、一億総活躍の考え方の下で新たな需要と供給を生み出し、その成果を国民一人ひとりに分配することにより実質2%程度、名目3%程度を上回る成長を実現するという基本的考え方を示している。