WTO(世界貿易機関)の2006年版世界貿易統計によれば、06年の世界貿易は、モノの貿易が実質ベースで前年から8%増となり、00年以来、2番目となる高い伸び率を記録した。輸出総額は前年比15.4%増となる11兆7620億ドル。その特色として、石油ならびにその他の一次産品の急騰を背景に、後発開発途上国(LDC Least Developed Country)が30%近い成長を記録した。輸出額の国別順位は、1位ドイツ1兆1120億ドル、2位アメリカ1兆370億ドル、3位中国9690億ドル、4位日本6470億ドル、5位フランス4900億ドルと、05年と同じ。輸入額では、1位アメリカが1兆9200ドルと突出、2位ドイツ9100億ドル、3位中国7920億ドル、4位イギリス6010億ドル、5位日本5770億ドルと、日本は前年4位から5位に後退した。一方、サービス貿易の輸出総額は前年比11%増の2710億ドルであった。