三菱東京UFJ銀行とKDDIの共同出資により2008年7月に開業したじぶん銀行の別称。顧客との預金・貸し出し・送金・決済などの取引チャンネルとして、既存の銀行のような支店網に代えて、もっぱらインターネットを用いるインターネット専業銀行(→「インターネット銀行」)の中で、じぶん銀行は、10年末からスマートフォン(インターネットとの親和性が高く、パソコンの機能をベースとして作られた高機能携帯電話)の専用アプリを導入して、パスワード入力などを簡単化し、口座開設から残高照会、振り込み、定期預金、外貨預金など各種の取引をスマートフォンで完結できるようにした。その効果があって、約130万の口座数のうちスマートフォン利用者が約4割を占めている。3大メガバンク(三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ)やインターネット専業のソニー銀行なども、同様に専用アプリを導入して相次いでスマートフォン取引への対応を進めている。