スマートフォンの位置情報を使い、自家用車やタクシーの運転手と乗客を仲介する仕組み。配車アプリはライドシェアでも利用される。ただライドシェアは日本では道路運送法で原則禁止されており、配車できるのはタクシーに限られる。タクシー大手の日本交通(東京都千代田区)が開発した配車アプリ「全国タクシー」は他のタクシー会社とも連携しており、全国約5万台のタクシーを呼べる。米ウーバーテクノロジーズも東京都内の一部で、タクシーやハイヤーの配車サービスを手がける。配車アプリの普及で訪日外国人客のタクシー利用増が期待される。タクシーを配車アプリで気軽に呼べるようになれば、公共交通機関が発達していない地方で訪日外国人の行動範囲も広がり、消費の拡大にもつながる。