一定の金額で同じ投資対象に定期的に、例えば毎月積立投資し続ける投資手法のこと。これにより価格が高い時には買い付け量を少なく、価格が低い時には逆に買い付け量を多くして、平均の買い付けコストをできるだけ低く抑える効果が期待できるとされる。2014年1月に始まった、比較的に少額・長期での投資を前提とするNISAは、投資可能な資金は年間100万円が上限で、投資可能な期間は14~23年の10年間、投資した年から最長5年間が非課税期間のため、ドルコスト平均法による投資が向いているという意見が多い。それを受けてか、NISAで投資信託や株式をドルコスト平均法で購入できる「るいとう」と呼ばれるサービスを取り扱う金融機関が少なくない。なお、投資には銘柄や地域などの分散が重要だが、ドルコスト平均法は時間の分散と位置づけられている。