London Inter-Bank Offered Rateの略称で、ライボ、ライボー呼ばれ、日本語ではロンドン銀行間取引金利とされるが、正確には銀行が資金を放出する金利でロンドン銀行間(平均)貸出金利。イギリス銀行協会(BBA ; British Bankers' Association)が、アメリカドルやヨーロッパユーロ、イギリスポンド、日本円などの主要通貨について、1カ月、3カ月、6カ月、1年といった期間別に、ロンドン時間午前11時に主要通貨によって10~18行から聞き取りを行い、原則として上位と下位の4分の1を除いた平均をLIBORとして算出。ただ単なるイギリス金融市場での基準ではなく、イギリス外でも銀行の貸出金利の指標や、デリバティブなどの金融商品を取引する基準などとして使用され、事実上の国際基準金利。貸出金利を「LIBORプラス1%」などと表現され使用。世界でLIBORに関連した取引の規模は300兆ドル(約2京4000兆円)以上。イギリスの大手銀行の金利不正操作が発覚し、イギリス銀行協会は当局とともにLIBOR算出方法の見直し中。