アジア通貨危機の経験を踏まえて、金融における通貨・期間のダブル・ミスマッチ軽減による通貨危機のリスク低減や、アジア域内の豊富な貯蓄を域内の長期投資に結びつけるため、アジアにおいて効率的で流動性の高い債券市場の育成を目的としたもの。2003年第6回東南アジア諸国連合(ASEAN)+3財務大臣会議で合意。最近までの成果として、日韓での国際的な債券担保証券(CBO)の発行、タイ・マレーシア・インドネシアでの国際協力銀行(JBIC)や日本貿易保険(NEXI)による信用補完を通じた日系現地合弁企業による起債、マレーシア・タイ・中国・フィリピンでのJBIC、世界銀行、アジア開発銀行(ADB)、国際金融公社(IFC)による現地通貨建て債券を発行。アジア・ボンド・オンライン(Asian Bonds Online)による債券市場やABMIの進展を情報発信。官民一体のASEAN+3債券市場フォーラム(ABMF)を設置。域内の企業が発行する社債を保証する信用保証・投資ファシリティー(CGIF)を設立。