1973年5月に、欧米の銀行の出資により設立された、ベルギーのラ・フルプ(ブリュッセル郊外)に本部を置く協同組合。以前は国際銀行間通信協会ともいわれた。日本の銀行は76年に加盟。従来、テレックス、電信、郵便によって行われていた銀行間の国際金融取引にかかわる事務処理の機械化、合理化および自動処理化を推進するため、参加銀行間の国際金融取引に関するメッセージをコンピューターと通信回線を利用して伝送するネットワークシステムを運営。また、通信フォーマットの共通化を進め、金融業界の標準化を推進。銀行間資金付け替え、顧客送金、外国為替、証券取引、デリバティブなどの安全性の高いグローバルな金融メッセージ・サービスを提供。稼働している国は200以上、メンバーは1万以上。メンバーは銀行、証券会社、投資顧問会社、決済システムに加え、近年、事業法人の参加も認可。英単語のSWIFTは「速い」の意味。