ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国の新興5カ国(BRICS、 ブリックス)が創設した国際金融機関の通称、正式名は「新開発銀行(NDB)」。2013年3月に南アフリカで開かれた第5回BRICS首脳会議において、BRICSの首脳たちにより合意。14年7月にブラジルで開かれた第6回BRICS首脳会議で正式に設立が決定し、15年7月21日に開業した。本部は上海に設置され、初代総裁はインドのIT大手企業インフォシス会長だったK.V.カマートが就任。中国が主導して設立するアジアインフラ投資銀行(AIIB)と連携し、新興5カ国のインフラ整備など経済発展を金融面から支援。当初資本金は500億ドルで、将来は1000億ドルに拡大する予定。