ICOとは仮想通貨の技術を使った資金調達。新規仮想通貨公開。資金調達したい事業者は「トークン」と呼ばれるデジタル権利証を発行し、一般投資家から買い手を募集し、投資家はトークンを購入する。事業者は購入者に対し開発するサービスの利用権など購入のインセンティブを用意する。仮想通貨取引所に「上場」されて、投資家の間で売買されるようになったトークンもある。人気が高まり、取引所での価格が上がると、投資家は売却益を得られる。事業者にとっては3カ月程度の短期間で資金を調達できるのが利点。新規株式公開(IPO)は3年程度の時間がかかるほか、銀行融資は過去の実績が重視されるため、起業したての企業にとっては使いにくい面があった。ICOでの資金調達額は急増中である。