現在の経済情勢を判断し、翌年のマクロ経済政策を決定する上で、中国共産党(中共)中央・国務院が行う最高レベルの経済工作会議である。中央経済工作会議の開催前には、中央指導者らが全国各地で1カ月以上をかけて調査研究を実施、経済政策についての検討が行われる。中央経済工作会議の主な任務は、1年間の経済実績の総括、国内外における経済状況の変化への対応、マクロ経済発展計画の制定、来年の経済業務の手配、など。中央経済工作会議には、党中央・国務院の指導者、全国人民代表大会・全国政治協商会議の指導者、各省・自治区・直轄市党委員会政府の主要責任者、中央・国家機関各部門の主要責任者、軍隊の各軍区・兵種などの主要責任者、中央直轄の関連企業の主要責任者などが出席する。