派遣先における雇用(職業紹介)を予定して行われる派遣。ジョブサーチ型派遣ともいい、欧米諸国では広く普及している。日本では2000年12月に解禁されたが、当初は紹介予定派遣の場合にも職業紹介は派遣就業終了後においてしか行うことができず、派遣期間が終了するまでは、派遣先による事前面接や履歴書の送付要請などの行為が禁止されるといった制約があった。その後、04年3月に施行された改正労働者派遣法が、紹介予定派遣を同法上の制度として位置づけるとともに、派遣労働者を特定することを目的とする行為の禁止規定(努力義務)の適用を除外するなどの措置が講じられた。その結果、紹介予定派遣に関しては、こうした事前面接などの行為が可能となったが、事前面接については、通常の派遣スタッフのなかにもその解禁を求める声がある。