東北振興の具体的な政策を決定する会議。とくに具体化を急ぐのは、農業の近代化と交通インフラの整備で、農業では東北地区の農業発展のパターン転換を急ぎ、近代的農業産業体系を築く。そのために、農業経営の仕組みを刷新し、農業市場の流通体系を整え、農業の循環型経済発展と生態保護を図っている。また、農業開墾部門の改革を積極的に推進するほか、東北食糧主産地の補償制度を整備し、食糧主産地の道路、農業ネットワーク、水利などのインフラ整備支援を強化することとしている。交通インフラについては、東北地区総合交通輸送について、その再編成と鉄道網の整備・最適化を進め、省と省を結ぶ高速道路の建設を推進し、支線空港の発展を加速する。また、クリーンエネルギー整備と重点水利施設の建設を推進し、黒土地帯と湿地、森林区、草原区の保護に力を入れ、汚染対策を強化し、流域管理を中心とし、水資源と水環境を保護することなども課題として取り組まれている。