胡錦濤前総書記が唱えた、新しい工業化路線の方針。新華社によれば、中国の工業生産は世界の約20%を占め、製造業では世界最大の規模を誇る工業大国になった。しかし、技術面では世界に劣る分野が少なくない。また、粗放的な発展パターン、不足する中核技術、不均等な地域間発展など、矛盾点や問題も多く抱える。最適な構成、先進技術、クリーン、安全、高付加価値で雇用吸収力の大きな産業システムを発展させることで従来型産業の転換を促し、矛盾点、問題を解決しながら工業発展の質と効率を高めることをめざしている。工業・情報化省は、第12次5カ年計画中に、産業に特色があり、創造能力やブランドイメージが高く、省エネルギー性、環境保護に優れた国家新型工業化産業モデル基地を約300形成し、国際競争力強化の推進力とするとしている。