心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患の危険を高める複合型リスク症候群のこと。一般的に内臓脂肪症候群、代謝症候群といわれる。近年日本では、食習慣の乱れや運動不足等によるメタボリックシンドロームが問題視されるようになっている。日本では中高年男性の2人に1人がその疑いありとされ、約2000万人にのぼると推定されている。そこで、2005年成立の食育基本法において、「健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育」「国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむための食育」の推進が強調され、適度な運動、食事バランスガイドの活用などが推奨されている。