WTO・多角的自由貿易体制を補完し、アジア各国との経済連携協定(EPA)の締結に積極的に取り組む際の日本の基本戦略。2004年11月に農林水産省より策定。EPAを通して、日本を含むアジアの食料安全保障や「食の安全・安心」の確保、農林漁業・食品産業の共存・共栄の実現、農山漁村の発展、を図るため、その推進上のポイントを6点明示している。(1)日本の食料輸入の安定化 ・多元化、(2)安全・安心な食品の輸入の確保、(3)ニッポンブランドの農林水産物・食品の輸出促進(→「農産物輸出」)、(4)日本の食品産業のビジネス環境の整備、(5)アジアの農山漁村地域の貧困等の解消、(6)地球環境の保全と資源の持続可能な利用。