食品が人間の健康に与える影響を評価する食品安全委員会(Food Safety Commission)の設置を柱とする法律。2003年5月成立。食品安全委員会は、食品添加物や遺伝子組み換え食品(→「遺伝子組み換え作物」)、健康食品、家畜の飼料、肥料、農薬の安全基準などを検討し、安全性や危険性について検討した結果を農林水産・厚生労働両省に勧告する。これまで両省がそれぞれ行っていた安全性や危険性の判断を食品安全委員会に一元化する。委員は、食の安全確保に関する有識者7人で構成し、4人が常勤。同年7月1日に発足した。