不動産の保守管理、適切な入居者の確保、適正な賃貸料による収入の増大など、対象不動産の稼働率を高めて収益を増やしたり、不動産価値そのものを高めることを目的とした管理業務。従来の保守管理から一歩進めて、資産の保守・運用の総合的な管理を目指す新たな不動産業務で、金融資産までを含む資産全体の管理を指すときにはアセットマネジメントといわれる。近年、不動産の価値は将来の値上がり利益ではなく、本来的価値である現在の収益に求める収益還元法(→「収益還元価格」)で計られるようになりつつあることから、資産としての価値を高めるためにはテナントや市場動向など多様な情報や経営戦略が必要となっている。