NTTドコモが提供する第3世代携帯電話(→「IMT-2000」)の名称。パケット交換で最大384Kbps(キロビット/秒)、回線交換で64Kbpsの通信が可能。世界に先駆けて2001年10月から東京でサービスが開始された。テレビ電話サービスや映像サービスが特徴。国際ローミングサービスWORLD WING(ワールドウイング)により世界で音声通話とSMS(ショートメール)の送受信が可能。利用者識別のためのID情報などを記録したICカードUIM(user identity module)を標準装備、カードの付け替えでほかの通信端末も使用できるようになる。06年に実用化された高速パケット伝送技術HSDPA(high speed downlink packet access)では通信速度が下り方向で最大14.4Mbps(メガビット/秒)に達する。また、その技術が第3世代と第4世代をつなぐことから、第3.5世代携帯電話(3.5G)ともよばれる。