5分程度の映像コンテンツのこと。携帯電話などテレビ以外のデバイスで映像を視聴する機会が増えると、時間の短い映像コンテンツのニーズが高まると言われている。もともと、視聴者はテレビチャンネルを次々と変えるザッピングをして、一つのコンテンツを短い時間しか見ていないとも言われる。そのため、インターネット上で視聴者の支持を集める短尺コンテンツは、新たな映像表現の形式として注目されている。短尺コンテンツのクリエーターは、作品をSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイト、動画共有サイトに発表し、プロダクトプレースメント(画面に商品を登場させる広告の手法)などの広告で制作資金を回収、制作活動を続けている。アメリカのYouTube上で人気を集めた短尺コンテンツLonely Girl 15の制作チームは、その後、イギリスのSNSサイトBeboでKate Modernを発表、現在は映像制作スタジオを運営している。また、短尺コンテンツがテレビドラマ化される動きもある。2008年1月、アメリカの大手メディアNBCは、SNSサイトMySpaceで配信していた短尺ドラマシリーズQuaterlifeを放送した。