ウィジェットとは、インターネット上の小さなツールのことであり、ウィジェット広告とは、そのツールを使って広告をする手法を指す。広告ビジネスは、テレビ、雑誌などのプロフェッショナルなメディアに出稿するものと考えられてきた。しかし、インターネットでブログが流行し、個人の情報発信が盛んになると、そのブログをメディアとして考え、広告出稿できないかという動きが盛り上がった。そこで、広告クライアントがウィジェット(ブログツール、ガジェットとも呼ばれる)を作成し、ユーザーのブログに自分で設置してもらうウィジェット広告が開発された。ウィジェット広告は制作費も安価であり、クチコミ効果を期待できるので、広告クライアントのニーズが高まっている。アメリカでは、ウィジェットの制作、配信を含め、ユーザー登録1人につき1ドルというのが相場である。今までの広告スペースを取引する広告ビジネスと違った動的な広告手法として注目が集まっている。