教育環境の充実を図るために政府が提唱する構想。「21世紀の学校」にふさわしい教育環境の抜本的充実へ向け、校舎の耐震化、太陽光発電の導入などによるエコ化、学校IT環境の整備・推進などを一体的に進めるとした。その中でも、教育現場におけるIT環境整備については、約2000億円の予算が充てられ、デジタルテレビや電子黒板の整備、教員用パソコンや校内LAN環境の整備などが盛り込まれ、全国各地の学校ではIT環境の充実が図られることになった。また、総務省は「フューチャースクール推進事業」の実証実験を開始し、実証先である10校の全児童にタブレットPCの配付や教室へのインタラクティブホワイトボードの設置、校内無線LANの整備などの学校IT環境を構築し生徒の授業に対する関心や興味がどのように変化するかを検証する。さらに、教科書の内容を専用端末(タブレットPC等)にデジタル情報として利用するデジタル教科書については、民間企業70社以上が集まり「デジタル教科書教材協議会」を設立し注目を集めている。