VHF帯の90~108MHz(メガヘルツ)の周波数帯のこと。なお、VHF帯の170~222MHzはV-High帯と呼ばれる。V-Low帯は、アナログテレビ放送における1~3チャンネル、V-High帯は4~12チャンネルに割り当てられていた。2011年7月24日(岩手、宮城、福島3県は12年3月31日)に、アナログテレビ放送が終了したことで、VHF帯の周波数は空き、この空いた周波数帯を活用して携帯端末向けマルチメディア放送などが行われる。V-High帯のマルチメディア放送が全国向けの放送となるのに対して、V-Low帯は地域ブロック向けの放送となる。V-Low帯の活用について総務省では「ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会」(10年2~7月)で検討が行われ、また、放送事業者としての参画を期待する事業者・団体によるVHF-LOW帯マルチメディア放送推進協議会(V-LP)が、V-Low帯マルチメディア放送の実現に向けて運用規定やサービスイメージの検討を行っている。