インターネットを通じて、離れた場所にいる人同士で会議や共同作業を行うことができるシステム。会議の参加者それぞれがパソコンなどにヘッドセットやウェブカメラを接続して用いる。会社、自宅、外出先と、どこでもパソコンなどをインターネットに接続すれば利用可能であり、音声や映像だけでなくパソコンなどのデータも共有することができる。多くのウェブ会議システムがタブレットPCやスマートフォンにも対応している。従来のテレビ電話システムが高価な専用通信回線と専用端末機器を用いるのに対して、汎用性のあるパソコンなどを用いるのが特徴であり、インターネット回線やパソコンの性能に影響を受ける。パソコンやウェブカメラが低価格化し、ブロードバンド環境が整ったために利用が拡大した。東日本大震災の後、テレワークにおけるウェブ会議システムの利用が注目され、被災者向けにウェブ会議システムを一定期間無償で提供する動きがみられた。